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四五  イエズスはヤイロの娘を生きかえらせた



 イエズスさまが舟で向こう岸へ渡られると、会堂の長であったヤイロという人がきて、イエズスさまの足もとにひれ伏し、「私の幼いむすめが死にかかっています。どうぞこの子が助かりますように、おいでになって、手をおいてやってください」と、しきりに願いました。そこでイエズスさまはかれといっしょにおいでになりましたが、多勢の群衆も、イエズスさまのすぐそばについて行きました。

 ヤイロの家に着きますとむすめはもう死んでおり、人々が大声で泣いたり叫んだりしていました。しかしイエズスさまは、ペトロとヤコボとヨハネと、子供の父母だけをつれてその部屋におはいりになりました。そしてむすめの手をとって、「むすめよ、起きなさい」とおっしゃいました。するとむすめはすぐに起き上がって歩き出しました。両親は気の狂うほど喜び、人々は大きな驚きに打たれました。この時、そのむすめは十二でした。


一 人間が死ぬと、その霊魂は、からだから離れます。

二 人間が死んだのち、その霊魂はどうなりますか?

 
人間が死ぬと、その霊魂はすぐに神さまのみまえに出て審判を受けます。
死んでからすぐに受ける審判を、私審判と言います。

三 私審判を受けた霊魂は、それからどこへ行きますか?

 
私審判を受けた霊魂は、天国か煉獄か地獄の三つのうちのどこかへ行きます。


四 灰の水曜日(ご復活祭四十日前の水曜日)には、神父さまは、灰で信者のひたいに十字架のしるしをしながらとなえます、「人よ。あなたはちりであって、またちりに帰るものであることを覚えなさい。


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